格二郎

木馬館で働く、しがないラッパ吹き格二郎は、密かに切符切りの少女お冬に好意を寄せている。ある日、掏摸がお冬のポケットに隠した財布を抜き取り、お冬にささやかなプレゼントを贈る。

「木馬は廻る」
大正15年10月/


門野

妻を捨て、蔵の中の人形を熱愛する男。 妻に人形を破壊されたことに絶望して、自殺してしまう。

「人でなしの恋」
大正15年10月/「サンデー毎日」


亀井正信

本名は鶴田正信。
麻縄と木の滑車と血で汚れた画家のブラウスの入った包みを盗まれた亀井(鶴田)は上野公園の五重の塔の前で紙幣を燃やし、塔のうえから風鈴のように首を吊る。

「幽鬼の塔」
昭和14年4月〜15年3月/「日の出」